前回の続きです。
水陸両用バスに乗った後、黒壁スクエアに戻りますと、一転、観光客がものすごく増えていました。おっちゃんの言っていた通り、お店もほとんどのお店が開店していました。
ガラスの産地らしく、ガラス工芸品のお店がものすごく多いです。こちらの写真は、一番目立つ角っこにあったお店の照明です。
照明もガラス細工で作られているようです。不動産屋の私はどちらかというと、天井のデザインに目を奪われてしまいましたが・・・
電気スタンドの写真を一枚撮っていました。
およそ二時間ぐらい散策し、ガラス細工をあちこちで見ました。商店街もひと通り歩き、古いお店などもありました。かなり年季の入ったおもちゃ屋さんがありまして、子供がお土産をほしがっていたので、「何かいいのあるかなあ」と思いながら、ちょっとのぞき見してみました。
懐かしい感じのおもちゃ屋さんで、自分が小学生のころ、近所の商店街にあるおもちゃ屋さんに連れて行ってほしくて仕方がなくて、やっと連れて行ってもらった時に心が躍ったのを思い出しました。
店内をあれこれと見ながら歩いていると、なんとガンプラがありました!私の知っているガンダムは、ガンダムⅢくらいまでなのですが、その当時ほしくてほしくてたまらなかった300円のガンプラがありましたのです。
大人になってからは、そんなにガンダムに興味があったわけではありませんが、
(もしかして、ヤフオクで高く売れたりして)
というスケベ心が私の衝動を掻き立て、ついつい衝動買いをしてしまいました。今思えば、”何をセコイことを考えたのか・・・”とちょっと後悔しています。。。
でも家に持って帰って箱の中身を確認すると、なんだか懐かしい気持ちが込み上げてきたので、売ってしまうのももったいないと思い始めました。「いつかガンダム好きのお客様が現れたら、プレゼントするのもいいかも」と思って、事務所で保管することにしました。
ぼくらの年代の人たちは、今ほど精度の高くないプラモデルで、ものすごく興奮していましたから、このある意味しょぼいプラモデルを見ると、きっとほしいという人が現れると思います。
ちなみに購入したガンプラは全部で3つ。ガンダムとギャンとズゴックです。
というわけで散策を終えたあたりでおなかが減ってきたので、
「滋賀に来たからにはやっぱり”近江牛”でしょう!」
とみんな意見が一致していたのですが、そこはやっぱり観光地。みんなでお店の前のメニューを見ながら、
「むむむむむ・・・・」
と悩みました。今度は
「長浜に来たんだから、そこはやっぱり”長浜ラーメン”でしょう!」
と、それは家族全員一致しなかったのですが、とりあえずメニューの前で、
「むむむむむ・・・」
と悩み、結局は、
「移動の途中で、どっかで食べようか」
と全員一致の答えが導き出されました。外のほうが、おいしい近江牛を食べれるかもしれないし!と淡い期待をしながら、彦根城に向かいました。
ところがところが・・・結局、満場一致で食べに入ったお店は、
”丸亀製麺”
でした。。。
まあそんなこんなで彦根城に到着しましたら、ちょうどひこにゃんが登場する時間だったようで、タイミングよくひこにゃんに出会えました。でも、
「この線よりこっちにきたらダメですからね」
という状況で、ひこにゃんを遠くから眺めるだけでした。
こちらが天守閣です。
私が10数年前にものすごく城に興味を持った時があったのですが、そのきっかけとなったのが「彦根城」と「安土城」なのです。
はじめて彦根城を訪れた時は、現在のように階段などもきちんと整備されていなかったような気がします。そのときは、まるで戦国時代にタイムスリップしたような感覚をおぼえたことを記憶しています。
木造の建物が、数百年もの時を経て、未だに存在していることにすごくびっくりしました。きっといわゆる”イヤシロチ”なのでしょう。神社や仏閣を建てる時は、昔から植物がよく育ったりする、地の良いところに建てたと言います。この彦根城もきっとイヤシロチなのだろう、と思いふけるのでこざいました。
また、こういうところで合戦が行われ、足軽のような最前線の兵隊が、お城を攻め落とすために、命がけで武器を持って攻め込んだのかと思ったり、城を守っているにもかかわらず、この本丸まで攻め込まれたりしたら・・・とか想像して、感慨にふけるのでございました。
さらには不動産屋の性(さが)ですね~。天井を見て、
「おっ、雨漏りしたあとがあるぞ」
とついつい指摘をしてしまっておりました。
帰りがけに、周りの木に目を移しますと、桜が少し咲いていました。
「やっと春か~」
って感じですが、今日はまた寒かったので、なんかよくわかりませんね。春が来ないでいきなり夏が来たりするのでしょうか。春ののどかな季節を長く楽しみたいと思うのですが・・・。