キャンピングカーでキャンプしてみた

きくまるブログ

キャンピングカーを見かけますと、なぜか興奮し、「いつかは自分もキャンピングカーに乗ってみたいものだ」と思っていました。

数年前に「レンタルしたらナンボくらいするのかなあ」と思いながら、ネットで検索していましたら、私の記憶では1泊5万円とか6万円していたように思いますので「これはちょっと無理かな」と思っていたのですが、今年あらためて検索してみますと、1泊3万3000円でレンタルできるのがわかりました。もしも6人がそこで寝泊まりするならば、一人あたり5500円ですから、そのくらいなら宿に泊まるよりも安いし面白そう!

ということでキャンピングカーをレンタルして、キャンプ場に宿泊してみました。

レンタルしたキャンピングカーはこれ

これは、マツダのボンゴというトラックがベースになっているアミティというキャンピングカーです。

お盆の真っ只中のハイシーズンで1日33000円(税込み)で借りることができました。

車内を紹介します。

※途中スマホ(iphone)の切り替えを触ってしまったみたいでスクエアの写真になっていますがご了承くださいませ。

運転席です。トラックの視点なのでちょっと乗用車よりは高めで、タテに座る感じがします。(背筋が伸びる感じ)

コラムシフトになっていて、ハンドルの左側にギヤがあります。ナビも装備、エアコンはオートエアコンではありませんがよくききました。

バックミラーとしては、ドアミラーを利用し、このモニターは、バックするときに後ろを確認するためのものです。

運転席から後ろのキャビンを覗いた様子です。

一番うしろは2段ベッドになっています。大人でも足を伸ばして寝ることができます。

キャビンの真ん中あたりは座席になっていて、写真のように対面に座ることもできますし、みんな前を向いて座ることもできます。

このようにシートを全部平らにして、少し横にずらして、さらに白いシートを置くことで2人が寝れる幅になります。

座席の上部ほかには、このように収納がありまして、コレかなり便利です。

テレビです。地デジでアンテナが4つついてますので、走行中きれいに見ることができました。高校野球の真っ最中でしたので、みんなで見ておりました。

冷蔵庫なのですが、コレはかなりの大活躍。2リットルのペットボトルも入りますし、バーベキューの材料もクーラーボックスと別に冷やしながら持っていくことができます。

使いませんでしたが、電子レンジもついています。

キャビン入り口の上部にこのようにスイッチが付いていまして、車のバッテリーとは別のバッテリーでテレビや冷蔵庫などが使えるようになっています。なので、エンジンを止めても、照明、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、換気扇などが使えるようになっているのです。

水道がありますが、これはポリタンクにあらかじめ水を入れておきます。使用すると、排水用の空のポリタンクに入っていきます。後で処分するのが面倒なので、コンタクトレンズを洗うときだけ使用しました。

このシャワーを横の窓に出して、専用の器具で固定すると、シャワーとして使えるとのことでした。

最後にこちらは運転席の上にあるベッドです。大人二人が就寝可能です。

というわけで

  • 一番うしろの2段ベッド
  • まんなかの赤いシートのイス
  • 運転席上のベッド

それぞれに2人ずつ寝ることで、最大6人が就寝可能です。

レビュー(感想)

外観と広さ

初めて外観を見たときは、

「思っていたより小さいなあ」

と思いましたのですが、キャビンの中に入ってみると、意外に意外。けっこうな広さがあります。

私は身長180センチ少々ありますが、中で立っても頭は天井にあたりません。高さは十分にあります。

運転

はじめは”高さ制限3.2m”というのががすごく気になって、ガードがあるたびに高さ制限を見て、ホッとしていました。一度だけ高さ制限3.0mのトンネルみたいなのがあって、急遽バックしたことがあり、ちょっとドキドキしました。

ハンドルはなんとなくアソビが多い感じがして、フニャフニャの印象です。

エンジンは1800ccなのでものすごく非力です。高速道路でも坂道になると、途端にスピードが出なくなるので、普段走ることのない登坂車線を走りました。

足回りのクッション性はまあまあであまり硬くないですが、かといってちょっとした凸凹でも揺れるのは揺れます。ただ貨物車よりはかなりマシです。

車幅がかなり広いので曲がる時や、駐車車両を追い越すときはちょっと余分めに間を取るようにしたほうが良いと思いました。

エアコン

このエアコンが一番の問題でした。私が利用したのは真夏でしたので、エアコンは必須なのですが、運転席にはエアコンがあるのに、キャビンにはエアコンが無いのです。

ただエンジンを掛けているときは、エアコンをガンガンにかけて、後ろのキャビンに送れば、後ろの座席まで快適になります。

問題は就寝のときです。室内を外から覗かれないように、カーテンを全部閉めるのですが、運転席からキャビンのところをカーテンで仕切ってしまうと、エアコンの冷気がキャビンにいかなくなるのです。コレにはちょっと困りました。

なので、運転席側カーテンは半分だけ閉めて、残りの半分の空間からエアコンの風を後ろの方に送るようにしましたが、一番うしろの2段ベッドには風(冷気)が届かず、ものすごく暑くて寝れなかったと言っていました。

さらに運転席の上のベッドは運転席からのエアコンの風向きと全く逆方向のため、エアコンの冷気は全く届かないのです。というわけで何らかの対策を練らないと、真夏は快適に寝ることができません。

燃費

燃費はキチンと計っていませんが、ガソリン代として使ったのはだいたい12,000円くらいだったと思います。走行距離は多分350キロ程度。しかし、夜寝るときにエンジンをかけっぱなしにしていると、一晩で3分の1くらいガソリンが減ります。(12,000円には深夜のエンジンかけっぱなしで減った分も含んでいます)

エアコン対策

1日目は暑さに苦しんだのですが、2日目となるといろいろ考えて、私なりに対策を練って、なんとかうまくいきましたので、その対策を書いておきます。

  • 扇風機(サーキュレーター)を使って、一番うしろの2段ベッドに風を送る。また、コンセントはあるのですが、運転席側まで扇風機を設置しないといけないので、延長コードも1m以上はあったほうが良いと思います。
  • それでも運転席上部のベッドには風が行かないので、運転席上部は2つある小窓を開ける(他の窓は全部開けない)。そして換気扇を回す。すると、2つの小窓からなかなかのいい風が入ってくるので、深夜に気温が下がってくるにつれて快適になってきます。
  • 真ん中のベッドの人はエアコンで冷えてしまうので、タオルケットや肌布団を持参しておく。

という対策で、2日目は全員がなんとか快適に睡眠を取ることができました。

でも本当は、キャンプ場で就寝する際には、車のエンジンを切るのがマナーのようなので、エンジンのかけっぱなしはちょっと気が引けました。なので、なるべく人がいない場所で車を止めれるように、キャンプ場の人に取り計らってもらうのが良いと思いました。2日目は周りでテントを張っている人がほとんどいなかったので、気持ち的にはかなり楽でした。

総合評価

とにかくキャンピングカーは楽しい。とくに移動の時はとても快適です。高速道路のサービスエリアに止まったときなどは、なんとなくの優越感。家族で旅行するにはおすすめです。

就寝はテントで寝るよりはずっといい感じだと思うのですが、やっぱり後ろにもエアコンはほしいですね。エンジンを止めても後ろのエアコンが作動するのが一番良さそうです。

贅沢にはなりますが、移動をキャンピングカー、宿泊はホテル、これが一番最高かもしれません。

総合評価としては★★★★☆という感じでしょうか。

レンタル費用は2泊3日でだいたい8万円くらいでした。

もしもご要望であれば、トラベカのホームページをご覧になってください。

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